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自作小説「ウラノスの地図」の原稿置き場です。 ※未熟ではありますが著作権を放棄しておりません。 著作権に関わる行為は固くお断り致します。 どうぞよろしくお願い致します。
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Episodi 1

空はとても不思議だ。
ある一瞬を境に、暗闇が光へと変わっていく。
夜の闇は、壊れてしまった時計のように決して動かないのに、その一瞬という点をひとたび過ぎれば空は途端に色を取り戻していく。時間を取り戻して止まらなくなる。
そもそも、誰が時計なんてものを作ったのだろう、とヘロはぼんやり考える。はた迷惑な話だ。時計があるせいで、寝坊だの夜更かしだの小言を言われなければならない。登校下校も管理される。この長閑な家畜の鳴き声の響く町で、唯一時計とその周りの時間だけが異様に浮いている。
「ん、あー・・・今何時だ?」
ヘロはシクルの表面を人差し指で円を描くようにくるくると撫でる。鈍い灰青の光が出て、表面に時計の短針が現れた。どうやらいつもの習慣で早く起きすぎたらしい。
寝起きのしぱしぱと染みる目を細めながらヘロは隣を見た。トゥーレが仰向けに寝そべっている。足が自分の目の前にあることに気付いてヘロは顔をしかめてそいつをぺしっ、と払った。トゥーレはパーカトのしすぎで寝オチしたらしい。どうせ寝付いてからまだそんなに時間はたっていないだろうな、と思った。ヘロ自身、昨日はトゥーレに付き合わされて夜更かししたのだ。それでも眠気に耐え切れず就寝の挨拶をした頃にも、トゥーレはまだ目をギンギンに見開いてシクルの写し出す電子画面と睨めっこしていた。
階下からはこんこん、と母さんが包丁で何かを切っている音がしている。生活の音だ。そんなはずはないのに、朝食の匂いが部屋に香ぐわって来たような錯覚が起こる。
―ここで俺がもう起きていったら、トゥーレが何か思われるだろうな。
ヘロはもう一度仰向けに蒲団の上に横たわった。大人たちの考えることはよくわからない。笑顔の裏にいろいろなことを考えている。なぜそういう風にとらえるのだろう、とヘロには今でもあまり分からなかった。それでも刷り込みなのか植えつけなのか、大きくなるに従って自分も周りの子供たちもまた、それぞれの親と似た考え方をするように自然となっている。いつか自分もああなるんだろうか、それでいいんだろうか、と、ヘロは時々考える。けれど考えても仕方のないことだとも分かる。ただ少なくとも、大事な親友に親が何かしら悪い印象を持つのはなるべく避けたかった。ヘロはもう一度瞼を閉じる。二人して寝坊すればある程度問題はない。もちろん、大人たちの言うところの【問題】は肥大するだろうが。

意外と二度寝で寝れるもんだな、とヘロは今日新たな発見をした。ちょうど目が覚めたのがぎりぎりの線だ。ヘロはシクルの針を確認してトゥーレを起こす。いい加減起きなければ、朝飯抜いて学校へ行かなきゃならない羽目になる。
トゥーレは案の定、あまり寝起きがよろしくなかった。ヘロには理解できない。なんでこいつ、俺んちではいつも自由なんだろう。
トゥーレの家は割と厳しい。何度か泊まりに行ったことはあるが、家ではトゥーレは非常に規則正しい生活をしていた。ヘロからすると逆だろ、と思う。他人の家でこそ気を使うべき、いや、気を張るべきなのだ。ヘロの母親がいつも「気にしなくていいのよ」と笑うからだろうと思う。けれど、その裏で何を考えているかヘロはちゃんと知っている。ふとした時にそれは姿を見せる。「いやだわ、ヘロったら。トゥーレじゃないんだからちゃんとできるでしょ?」
たとえばヘロ自身に対してもそうだ。人前でヘロのことを謙遜し、けなす。それでいて家の中でふとした時に、「あの子と一緒にされたら困るわよねえ」なんて薄く笑う。その時の顔がどんなに浅ましいか、母さんはきっとわかっちゃいない。きっと、鏡を見ても気づかないんだろう。鏡の前で人は顔を作るというから。
とはいえ、ヘロは両親のことも普通に好きだった。今までされたことも、当たり前のことだ。そう、当たり前のことなのだ。誰でもどの家庭でもこの世界では施されていることだ。たまたま、両親が教育に熱心すぎただけ。父さんが自分の夢をどうしても俺に託したかっただけ。どうしても、一番にしたかっただけ。
ヘロは無意識に自分の髪をくしゃり、と引っ張っていた。この髪の色は、嫌いではない。好きでもない。人は、綺麗だね、という。だから綺麗なのだと思う。けれど、どうしようもなく吐き気がする時がある。実際に嘔吐感があるわけではない。ただ、胸の中で何か気持ち悪いものが不意にさかのぼってくるような、感覚。
だけど、ジャクリーヌはヘロのこの髪の毛が好きだと言っている。そもそも彼女は自分の容姿に一目惚れしたのがきっかけだったのだと言っていた。自分の顔容など大したものでもないと思うが、ジャクリーヌが好きだと言ってくれるのなら、まあそれでいいと思う。あえて貶そうとは思わない。
むにゃむにゃとぐずるトゥーレを引きずり倒して階下へ降りて行くと、母さんの後ろ姿が逆光して見えた。薄いやわらかな金髪。奇妙なことに、自分の脱色した方の髪は、母の髪色にとてもよく似ていた。だから、村人たちは誰も疑問に思わなかった。珍しいこともあるもんだなァと微笑んだだけだ。父と母両方の髪の色を受け継いだ子。
母さんが振り返る。困ったような呆れたような微笑みを浮かべている。
「まったく、二人してお寝坊さんね?早く食べないと遅刻するわよ」
「うん、わかってる。ごめん母さん」
「そこは謝らなくていいのよ」
「うん。いただきます。おい、ほらトゥーレ。いい加減しゃきっとしろ。飯だ飯」
「うーん」
トゥーレは寝ぐせのぴんぴんした頭を掻きながら椅子に腰かけた。もそもそと野菜を口に入れていく。
母さんは苦笑しつつトゥーレの目の前に温かな蜜湯を置いた。
「温かいものを飲むと目が覚めるわよ、さあ召し上がれ」
「はひひゃほうおわいわふ」
「せめて飲み込め」
ヘロはぴしゃり、というと、手早く口に食器の上に乗ったものを放り込んだ。自分にも寝ぐせは付いている。少なくともこれを直さなければいけない。ジャクリーヌに恥をかかせるわけにはいかない。ジャクリーヌはいつだって完璧なのだから。
「ごちそうさまー」
食器を流しに放り込むとヘロは急いで手洗い場に引っ込んだ。トゥーレはまだ食べている。もう知らん。そのみっともない頭で歩く気か、全く。ヘロは嘆息した。どうせ展開は読めている。頭から水をかぶるのだ。そしてびしょぬれでびしょびしょの靴で登校する。大あくびをかましながら。トゥーレはそういう奴だ。うちの床を水浸しにされるくらいなら、寝ぐせのことは黙っておこうと思った。母さんが指摘すれば別だけど、たぶんあの人はそんなことはしない。

「いてえなあ・・・さっきからなんだよ、俺の髪さわりやがって。いてえよ。そして気色悪ぃよ」
「うっせえ。寝ぐせを少しでも直そうとしてやってるだけだよ」
家から離れてずいぶんたったころ、ようやくヘロはその一言を口にする。さっとトゥーレの顔が青ざめた。
「どんくらい?」
「鳥の巣、いや、ウサギの巣くらい?」
「はぁ?なんだよそれ、家出る前に言えよ!俺この頭で麦屋のお姉さんに挨拶しちゃったじゃん!!」
「まあ、あの角度じゃ後頭部見えてないから大丈夫だろ。いっそ結べば?」
「はぁ?髪にカタがつくじゃん!!」
「いや、寝ぐせぴんぴんよりはましだと思うけど?」
「くそうっぜ・・・紐とかねえのかよ」
「ねえよ」
「じゃあお前の髪留め貸せよ」
「嫌だ。これ外したら俺が黒板見えづらくなる」
「じゃあ前髪切れよ!!」
「やだもんねー」
ふん、とヘロは鼻で笑った。前髪を切るのは好きではない。前髪が短くなると目立ってしまう傷が額の右にある。ジャクリーヌは気にしないというけれど、ヘロ自身がなんだか嫌だったのだ。あまり人前に晒したいものではない。トゥーレが恨みがましく睨んできた。やれやれ、とヘロは嘆息する。ちょうどいい頃合いで、後ろからジャクリーヌの声がかかる。ヘロは小さく口笛を吹いた。つくづくよくできた女だ。自覚はないだろうが。
「おはよ、ヘロ、トゥーレ」
にこり、と笑う。ジャクリーヌの笑顔は完璧だ。同性からも好かれる向日葵のような笑顔だ。トゥーレは自分の髪を抑えながらぎこちなく笑った。よ、と言ってヘロはジャクリーヌに向き直る。
「お前、なんか髪をしばる紐か何かもってねえ?」
「え?うん、あるけど・・・どうしたの?」
「こいつの髪そろそろ縛らないと先生に怒鳴られるんじゃないかって話してたの」
顎で指し示すと、ジャクリーヌは首をかしげてトゥーレを覗き込んだ。艶やかな長い黒髪がさらり、と流れる。
「そう・・・ねえ・・・確かにマルタ先生は男子の長髪はお好きじゃないものね」
ジャクリーヌは肩をすくめた。
「私個人の意見を言わせてもらえば、似合っているからいいと思うんだけど、下ろしたままで」
「まあ、いろいろ事情がね」
ヘロも肩をすくめた。トゥーレは顔を真っ赤にしたまま何も言わない。ジャクリーヌはごそごそと自分の鞄の底をまさぐった。
「ええと・・・黒と茶色と緑と水色があるけど、どれがいいかな?」
ジャクリーヌは四本ともリボンを取り出して、トゥーレの髪に合わせてみる。そうしてにっこりと笑うと、水色を差し出した。
「うん、これだと可愛いと思うわ。どうぞ。あ、結びましょうか?」
「い、いえ、自分でやれます」
「何で敬語なんだよ」
「え?は、ははははは・・・」
「じゃあ私は先に行くわね、お二人さん。急がないと遅刻するわよ?」
「彼氏と一緒に行こうとは思わないわけね」
「何言ってるのよ。男同士の友情を邪魔するほど無粋な彼女じゃありません。じゃあね」
ジャクリーヌはちいさく舌を出すと、小走りに駆けて行った。髪がふわりふわりと揺れて舞う。
「お、お、お、お前なあこんちくしょう!!!」
ようやくトゥーレが怒鳴った。
「なんだよなんだよ何してくれとんじゃボケ!!!!」
「あ?いいじゃん、愛しのジャクリーヌから貸してもらえたリボンだぞ」
「なんでそれこそ憧れの子のリボンなんか借りる女々しい男に成り下がらなきゃなんねえんだっての!!」
「いいじゃん、こんな体験そうそうないぜ、俺の親友でよかったな、お前」
「・・・ほんっとお前ムカつくわ・・・」
恨みがましい目でトゥーレは軽くヘロを睨むと、小さく嘆息した。
「・・・ったく・・・使えるわけねえじゃん・・・」
「大丈夫だ、問題ない」
「問題大ありだ!!」
「大丈夫だって。ちゃんと洗濯して返せば問題ねえ」
「もちろん洗って返すが俺の頭はそこまで汚くねえぞ!!」
「んなことまで誰が言ったよ」
「ああもう・・・こんな水色の可愛すぎるリボンなんてつけられるかよ」
「は?文句あんなら最初からあいつに言えばいいだろーよ」
「言えるか!!か、可愛い、って、似合う、って言って選んでくれたものなのに嬉しすぎて言えるか!!!」
「似合うとまでは言ってねえよ捏造すんな・・・」
「おんなじだよ!!!ああもう・・・もったいなくてつけらんねえよくっそ・・・つけてやるよ!!」
「どっちだよ」
「つけねえわけないでしょうが!?」
「あーもうはいはい、複雑な乙女心ってやつデスネ」
「誰が乙女じゃ!!」
顔を真っ赤にしながら、トゥーレは髪を後ろで縛った。
その横顔を見ながらヘロもやわらかく微笑む。
トゥーレは騒がしい性格があだになっているが、彫が深くて黙っていればとても綺麗な顔立ちだ。性格も、後腐れないし、情に熱いし、なんでもてないのかヘロにはあまり分からなかった。身内褒めだが、自分なんかよりもずっとトゥーレの方がいい男だと思っていた。けれどその親友が好きな子は自分の彼女で、その子は自分のことをずっと前から好きだったと言う。そしていつの間にか、ヘロもジャクリーヌのことが好きになっていた。だから、譲ってやろうとはもう思えなかった。かと言って、それはとても微妙な線引きで、なんとなくジャクリーヌがどうしただとか何を話しただとか、トゥーレには全てではないにしろ割と細かく話してしまう。トゥーレも、「はいはい惚気ですかお熱いことですね」と憎まれ口を叩くけれど、普通の男と違って本心から嫌がってもいなかった。トゥーレもまた、割と変人だからだ。気が置けないその関係が、なんとなくヘロにとっては心地よかった。だから、ヘロはジャクリーヌのことも好きだけれど、トゥーレに話せない線を越えることはまだできないでいた。越えたいと思ったことは何度もある。けれど、理性がなんとか踏み止まらせてくれる。たぶん、ジャクリーヌには本当は寂しい思いをさせているんだろうなあと思っていた。かといって、きちんと話す勇気はあまりない。
ジャクリーヌといると自分の彼女なんだ、と思うし、トゥーレといると、親友の恋路を見守っているような心地になる。ひどく不安定な関係だった。それでもそれを変えられないでいる自分がいる。もしもどちらかしか選べないのなら、まだトゥーレを自分は選べるだろうな、と思う。けれど、自分とジャクリーヌの仲がこじれることで、トゥーレとジャクリーヌの仲もこじれる気がして、それは嫌だった。それに、ジャクリーヌを見るたび、綺麗だなあと見惚れている自分がいる。一度目を向けると目がそらせない。胸が少しずつ熱くなって、鼓動が速くなった。好きなのだ。
ちゃんと、本当に、好きなのだ。
結局、きちんと考えないでいるのも、幼いころからの癖で、生きていくために、自分が耐えるために自分一人の力で身につけた防御だった。それがなければ、今のヘロはいない。
失うのはやっぱり怖かった。

********

朝、まだ教室には誰も来ていない。来る時間でもない。
このしーんとした暗い部屋にいるのが、なんとなく好きなのだ。
時計をちらちらと神経質に確認しながら、ジゼル=フェルフォーネは教室の真ん中で机と机の間を意味もなくうろうろしていた。
人が来る前には、明かりを灯さなければならない。暗い部屋で一人じいっとしていたら、訝しまれるのは知っているからだ。何度も失敗した。だから、少しでも何か悪く思われる芽は摘んでおきたい。
けれど同時に、なんとなく勇気も出なかった。たった一人しかいないのに、明かりをつけていいものなんだろうか。油がもったいないのではないだろうか。たかがわたし一人のために、安くない油を無駄に使ってしまっていいものだろうか。
意味もなく黒板を綺麗に拭く。正直それはジゼルの仕事ではない。だけど、何かをしていないと落ち着かなかった。いつも教室に入った他の生徒たちが、そうして意味もない仕事をしているジゼルを見て何とも言えない表情をするのも知っている。けれど、じっとしたままその視線に耐えるよりは、動いて気を紛らわす方が楽だった。とはいえ、最近はジゼルのそういった奇怪な行動に興味も示さない子供たちが増えている。それはそれで針のむしろだった。本当に自分がつきあいづらい性格をしているのはなんとなくわかっている。けれどこれでも、自分なりに頑張っているつもりなのだ。誰もがんばっているとは思わないだろうけれど。ばぁばでさえ、そんなのはただの自意識過剰だ、と厳しいことしか言ってくれない。わかっている。わかってはいるのだ。ただ、頑張ってるのにうまくやれないのだ。
本当は、こんな風に気を揉むくらいなら、人が入った教室に遅れて入っていけばいいことなのだ。だけど、小心者のジゼルにはそれもできなかった。みんなが楽しそうに話をしている明るい空間に入っていけない。気おくれがするのだ。あるいは、少人数しかいない空間に入っていくのもなんだか怖かった。自分が入っていくと、それまで楽しそうに話をしていた子たちが気まずそうに黙りこむ。その気持ちはなんとなくわかった。人が少ない教室は話し声が非常によく響く。だから、そういう時は席についてすかさず本を取り出す。本に集中していればジゼル自身も周りが気にならなくなってくるし、他の子たちもやがて気にしないで会話を再開してくれる。
今日もジゼルは悶々と考えながら、意味もなく床を掃き、人が数名教室に入ってきたところで明かりを灯した。明るくなった教室から身を隠すように急いで席に戻り、本で顔を隠した。ジゼルは本当には気づけていない。そのすべての行動がものすごく人目に付くのだということを。
はぁ、と小さく嘆息した。席が窓際であることが唯一の救いだ。右側は人による人のための圧迫感があるけれど、窓の方はすべてが開けている。青い空。今日もたくさんの生徒たちが門をくぐりぬける。ぼさぼさ頭のジル先生があくびをしながら生徒たちに声をかけている。ふと、軽快に走ってくる綺麗な影が見えた。ジャクリーヌ=ヴァルソアだ。黒髪が朝日を受けて艶めいている。かなりの人数が振り返る。彼女は本当に、目を見張るほどの美人だった。ジゼルも、ひそかに憧れていたし、少し羨ましかった。美しいものは美しいすべてを手に入れている。もちろん、ジゼルが初めて、ちょっとだけ欲しいな、と思えたものも、すでに彼女が持っていたものだった。だからもう諦めている。せめて悪くは思われたくないけれど、いつでも愚鈍な自分は彼や彼の友人たちに迷惑ばかりかけていた。だけど、そもそも多分、自分は彼の眼中にもないだろうなとも思う。なんだか消えたくなった。







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